「自分の頭で考えろ」と中学校や高校で言われ続けてきたものの、言った張本人はそのテクニックをさっぱり教えてくれないどころか、自分の頭で考えることなく校長におべっかをつかい、流れるまま流され、ろくでもない教員として定年を迎えやがって、とかなんとか。
おとなになった今、「考えるとはどうすること?」と途方に暮れている人のために、自分の頭で考えるテクニックについて、今回から何回かに分けてお届けします。
自分の頭で考えるテクニックが身につくと、自分の自己肯定感がなぜ低いのか、つまり原因がわかります。原因が分かればおのずと解決法というハウツーが生まれます。なかなか魅力的でしょ?
さて、テクニックその1。
「もし」と考えてみる。
もしボクが悪魔に騙されていたとしたら・・・・・と考えたのは、かの有名なデカルトです。
みなさんも同様に、たとえば「もしオレが毒親育ちじゃなければ」「もし初恋のあの子とHできていれば」と考えてみましょう。
もしHできれいれば、オレの自己肯定感は中学生くらいから今までずっと高いままで、今頃彼女に不自由していないかも?
しかし、その「もし」は現実に起こりえたことなのだろうか?
と、次に考えてみましょう。
いや、起こりえない。なぜならあの毒親からオレが生まれたという事実は変えようのないものだからだ。
とすれば、初恋のあの子とHできなかったゆえに自己肯定感が低いというのは、じつは毒親が原因ではないか。
その毒親について、どう考えましょうか。
続きは次回。